BOOKWORM 知的好奇心を刺激する最新トレンド&芸能ニュースをお届け
2026年10月16日 更新
Mfcrwraj 特集・独自解説

平成レトロ旋風がグミ市場を直撃! 2026年に「もぎもぎフルーツグミ」が再び世界中で爆発的ブームを呼ぶ理由

目次
[ 非表示 ]

    もぎ もぎ フルーツ グミが、令和の現在、予想外の再ブレイクを果たしている。トレーに張り付いた木から果実の形をしたグミをちぎり取って食べるあの懐かしいお菓子だ。1990年代後半に子どもの心を掴んだロングセラーが、2026年の今、TikTokやInstagramを中心に世界中の若者を魅了している。単なるノスタルジーにとどまらない、この現象の背景には何があるのだろうか。

    コンビニのグミ売り場に並ぶ最新トレンド商品の中で、一際異彩を放つもぎ もぎ フルーツ グミの存在感は圧倒的だ。Z世代の若者たちは、その独特の立体感と「自分の手で収穫する感覚」を動画に収め、ハッシュタグ「#MogiMogiChallenge」を付けて投稿。これが瞬く間に世界へ拡散し、海外のグミ愛好家の間でも「入手困難な日本のクリエイティブ・スナック」として話題沸騰中だ。

    平成のロングセラー駄菓子がなぜ今、SNSを席巻しているのか

    もぎ もぎ フルーツ グミの関連写真・ビジュアル
    【画像】もぎ もぎ フルーツ グミ 関連ショット

    ブームの引き金となったのは、海外のインフルエンサーが投稿した一本のショート動画だった。トレーから慎重にグミを剥がし、一滴も破らずに完品として「収穫」できるかを競うゲーム性の高い動画が、数千万回再生を記録。これが世界的なチャレンジ動画のトレンドへと発展した。

    日本国内でも、幼少期に親しんだ20代から30代の大人たちが「大人買い」を加速させている。子供の頃は上手にちぎれず破れてしまった思い出を持つ人々が、大人になった今、完璧な「もぎもぎ」にリベンジする動画が相次いで投稿されているのだ。

    「ちぎって食べる」体験価値がショート動画世代に刺さった理由

    もぎ もぎ フルーツ グミの様子・注目ショット
    【写真】もぎ もぎ フルーツ グミ 近影・注目カット

    現代のお菓子市場において、味のおいしさはもはや前提条件にすぎない。消費者が求めているのは、食べる過程そのものを楽しむ「コト消費」としての体験だ。

    一口で食べて終わる通常のグミとは異なり、指先で引っ張り、形状を崩さないように集中する緊張感。そして無事に剥がせた瞬間の達成感。この一連の動作が、視聴者の視覚と聴覚を強力に刺激する。ASMR(音フェチ)コンテンツとしても高い評価を得ており、ちぎる際の「ペリッ」という微細な音が中毒性を生んでいる。

    知られざる開発秘話:あの独特の「もぎもぎ感」を生む金型技術

    もぎ もぎ フルーツ グミの報道・詳細資料
    【資料】もぎ もぎ フルーツ グミ 報道・メディア記録

    なぜ他のグミにはない独特の質感が実現できるのか。その秘密は、数十年にわたり磨き上げられてきた独自の成型技術と配合バランスにある。

    グミ液をトレーに流し込み、固めるプロセスにおいて、弾力性と剥がれやすさという矛盾する二つの要素を両立させなければならない。固すぎればちぎる時の爽快感が失われ、柔らかすぎればトレーにこびりついて破れてしまう。製造ラインでは、微細な温度管理と果汁成分の配合比率がコンマ数ミリ単位で調整されている。

    海外の知育菓子ファンが熱狂、インバウンド土産としての予期せぬ需要

    東京・秋葉原や原宿の駄菓子ショップ、成田空港の土産物店では、外国人がまとめ買いしていく姿が日常風景となった。「Popin' Cookin'」に代表される日本の知育菓子(DIY candy)は以前から海外で人気を集めていたが、組み立て不要で直感的に遊べる点において、本商品が新たなポジションを確立している。

    特に欧米や東南アジアの観光客からは「手軽で個性的」「日本ならではの細やかな遊び心が詰まっている」と絶賛され、SNS時代の日本土産として買い求めるケースが急増している。

    大人買いが止まらない? 2026年に進化を遂げた限定フレーバーと最新ラインナップ

    ブームの再燃を受け、メーカー側も手をとまらせてはいない。2026年に入り、Z世代や大人層をターゲットにしたプレミアムラインや期間限定フレーバーが相次いで投入されている。

    定番のグレープ味やメロンソーダ味に加え、希少果汁を使用した「シャインマスカット&白桃」や、すっきりとした甘さの「クラフトレモン」など、素材にこだわった商品が登場。パッケージの裏面には「難易度レベル」が記載されるなど、遊び心をくすぐる工夫が随所に凝らされている。

    手で触れて味わう食体験、グミ市場における「エンタメ化」の未来

    グミ市場は世界的に拡大を続けているが、その中で生き残る鍵は「いかに記憶に残る体験を提供できるか」にかかっている。単なる空腹満たしや気分転換の域を超え、五感全体をフルに使って楽しむお菓子への要求は高まる一方だ。

    四半世紀以上の歴史を持つロングセラーが、デジタル時代の最前線で脚光を浴びる姿は、日本のモノづくりと独自の食文化が持つ底力を如実に物語っている。手元にある一袋のグミを集中してもぎ取るひととき。それこそが、忙しい現代人が無意識に求めている「究極のアナログ体験」なのかもしれない。 (出典: もぎ もぎ フルーツ グミ(Yahoo!ニュース))

    斉藤 桃子 (Momoka Saito)
    斉藤 桃子 (Momoka Saito) トレンドリサーチャー

    情報を整理して届けることが得意なWebディレクター。ユーザー視点に立った記事作成を目指しています。